酒粕が苦手な方必見!酒粕の選び方のポイント


酒粕について発信していると、
酒粕って美容や健康に良さそうだけどちょっと苦手・・・
というお話をよく聞きます。

 

確かに、酒粕はアルコール感や独特な香りがあって
食べにくい面もありますよね。

 

実は、酒粕はお酒の種類や状態によって味が全く違う食べ物
アルコール感が強いものや香りが強いものなど様々なのです。

 

酒粕が苦手という方は自分に合った酒粕にまだ出会えていないだけかもしれません!
今回は食べやすさ重視での酒粕の選び方についてお伝えしていきます。

 

本記事のテーマ

苦手な方でも食べやすい酒粕の選び方

 

私がお勧めのそのままでも食べやすい酒粕は、

純米(大)吟醸で新鮮な酒粕です。

 

と言っても、新鮮な酒粕って?純米吟醸とは?と思う方も多いと思います。
今回は酒粕を選ぶポイントを3つわかりやすく解説していきます!

 

酒粕を選ぶPoint

  • 見た目:色が白く、形がしっかりしているものを選ぶ
  • パッケージ:純米(大)吟醸と書かれているものを選ぶ
  • 買う時期:12~3月を狙って購入

 

色が白く形がしっかりしているものを選ぶ

スーパーで酒粕を発見したら、まず状態(見た目)を確認してみましょう!
新鮮な酒粕は、色が白く、形がしっかりしていることが多いです。

酒粕はどんどん茶色く柔らかくなる

酒粕は時間が経ってくると熟成によって
お米の白色から、褐色や茶色に色が変化していきます。

これはメイラード反応というもので、
時間が経つとともにタンパク質と糖が結合することで褐色になります。

パンケーキを焼くと茶色くなりますよね。これと同じ現象です♪

また、酒粕は時間が経つにつれて柔らかい状態に変化していきます。
板状で売られている酒粕の場合、板がしっかりしているものほど新鮮です。

酒粕の絞り方によって元々ドロドロの状態のものもあります。
そういう酒粕は色で判断してみましょう♪

熟成が進むこと独特の香りが出る

熟成や発酵が進むことで苦味や独特の香りがしてくることがあり、
この匂いで苦手!と思う方が多いようです。
(料理の使い方によっては、この苦味や香りは旨味になってくれます)

この苦味や香りは
酒粕に含まれるタンパク質やペプチドがアミノ酸に変化することや
酒粕に含まれる微生物(麹菌や酵母など)が自己消化を起こすためです。

このように発酵や熟成の度合いによって酒粕の味は変わってくるのです。

純米(大)吟醸と書いてあるものを選ぶ

酒粕を買う際にはパッケージに書いてある表記にも注目してみましょう。
酒粕の香りやアルコールが苦手という方には、純米と吟醸という2つの文字が入っている酒粕がお勧めです。

純米とは

醸造アルコールが含まれていない日本酒のことです。
醸造アルコールは、日本酒のアルコール度を高めるためやすっきりした味わいにするために添加されることがあります。

これが悪いとは言いませんが、私が食べてきた酒粕中では醸造アルコールが含まれると
アルコール感の強いものが多い印象です。

パッケージに何も書かれていない時は裏側の原材料名を見てみてください。
米と米麹のみで醸造アルコールと書かれていなければ純米の日本酒の酒粕です!

吟醸とは

精米歩合(お米を削る度合い)が高い日本酒のことです。
精米歩合が高い日本酒の酒粕は、雑味が少ないのでとても食べやすいです

お米は中心にデンプン質が多いため、吟醸の酒粕は甘いことが多いので
そのままでも美味しく食べられます♪
(もちろんアルコールを含むのでお子さんやアルコール苦手な方はご注意を!)

12月〜3月に出回っている酒粕を買う

酒粕にも旬があるのです!!その旬が12月~3月。

酒粕は日本酒の搾かすで、日本酒の原料はお米。
お米が収穫される9月〜10月以降、日本酒作りは徐々に始まっていきます。
なので新鮮な酒粕が手に入り始めるのは、日本酒が出来上がる冬の時期12月ごろから。

この時期の酒粕は、前項でお話しした色が白く形がしっかりしている酒粕が多く出回っています。
酒粕を買う時期にも意識してみるのも一つです!

まとめ

今回は酒粕が苦手な方におすすめな酒粕の選び方についてお伝えしました。
酒粕を食べたいけど、香りが苦手だ・・・という方は
12〜3月に、純米吟醸で色が白くて形がしっかりしている酒粕を購入してみてください♪

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